占いは、信じない方が上手くいく

Vector gold circle with the signs and the constellations of the zodiac

<TOPIC2 占いは、信じない方が上手くいく>

占いの結果を、ただ盲目的に信じてしまってはいませんか?良いことを言われたら当然うれしいですし、悪いことを告げられたなら、気分も落ち込んでしまうかもしれません。

でも、占いとは本来、自分の生まれ持っている要素を最大限に活かすためのお手伝いに過ぎないのです。出た結果から自分なりに改善方法を見つけ、切磋琢磨することで、はじめて自分に与えられた”運”を輝かすことができるのです。

ここでは、占いとはどんなものなのか、そして”運”というもののとらえ方について、わかりやすくシンプルにお伝えしていきます。

・人が占いに求めているものとは
・運を使い果たす?
・”運=自分という素材”+”占い=素材を活かすレシピ”
・あなたは不運じゃない
・占い師任せは危険です
・占われる人へのメッセージ〜信じるだけでは救われない〜

【人が占いに求めているものとは】

占いに求めるものは人によって様々ですし、相談する内容も大きく異なります。おみくじ的に楽しみたい、何かのお墨付きが欲しい、転ばぬ先の杖として参考にしたい、カウンセリング効果を期待したい等々。また人々が占いに求めるものは、その時代ごとに傾向も違うことでしょう。

人生は努力だけでも運だけでも到達できない”特別な場所”があるように思います。その両方の力を持して初めて辿り着くことのできるその”場所”。そこを目指している人たちにとって、”運”や”占い”の存在とは、その扉を開けるためのツールのひとつとして、決して軽視できないものなのかもしれません。

占いが誕生してから現代まで経てきた長い年月を考えると、もし気休め程度の存在でしかなかったのなら、とっくに廃れていたのではないかと思うのです。占いがどの時代においても、人の関心を惹きつけてきたのは、多くの人が”運”という見えないものを何となく感じているからかもしれません。人は何の実感も持てないことにはあまり関心を持てないものだと思うのです。

【運を使い果たす?】

とてもラッキーなことがあると「運を使い果たしちゃったね」などといわれることがありますが、占い師にとっては信じ難い噂です。使い切ったら最後、その後は運とまったく縁のない人生なんて…。もしそれが本当なら、占者は運を使い切ってしまったお客様に、どう対応したらよいのか困ってしまいます。

占星学的な考えでは、運を使い果たすということはなく、むしろ運は使えば使うほど、強運になると考えられています。どういうことかというと……

長期的に波に乗る努力を続けていくうちに、不思議とよい波(よいタイミング)をつかめるようになってくるのです。始めは良いことがおきる実感はないかもしれません。それが、ある日突然ラッキーなことがおきてくるようになります。そのうちに、調子良くことが運んだり、嬉しい援助や幸運な出会いに恵まれたりと、自分の行動を後押しするような出来事がおこるようになってきて、”ツイてる”という実感が持てるようになります。

私も占星学を勉強する以前は「勉強すれば、ほんとうに運を操れるのだろうか?」と本当に不可解に思ったものです。自分が体験していないことや、想像できないことは簡単に信じられるものではありません。その理解不能さに食指が動き、長年勉強を続けるうちに、運というものを完全に否定はできないと感じています。個人差はあるにしても、運は誰にでも巡って来るからこそ、誰に対しても占い相談が有効なのだと思います。

【”運=自分という素材”+”占い=素材を活かすレシピ”】

人生は、実力・努力・計画性で上手くいくと考える人も多いでしょう。ただ、ひたすら真面目に生きてきた人の身に、突然災難が降りかかることがあるのは事実です。本人の努力不足や自分の蒔いた種などではなく、本当に運が悪かったとしか思えない悲劇はあるのです。

「自分の不注意では?」「良く考えれば予測できた事でしょ?」と思う人は、”災難はいつ誰の身にもおこり得る”という可能性すら否定してしまえるほど、運の良い人生を割り当てられた人なのです。では”運が良い人生”とは、どのように割り当てられているのでしょうか。

占星学的には、すべては生年月日、出生時間、出生場所によって決まると考えられています。これはこの世の誰にもコントロールのできないものですから、「不幸な星の下に生まれた」といった、あきらめに近いドラマのセリフは、半分は本当のことと言ってもいいかもしれません。そのうえ運が良い人というのは不運に翻弄されにくいため、努力が実りやすい人生となります。人生には上り坂・下り坂そして”まさか”の3つの坂があるという言葉は有名ですが、この”まさか”のリスクが少ないというのは羨ましい限りです。

しかし、人生において、”運の良い星のもとに生まれた”ということだけでは、ただ
新鮮な良い素材を与えられた状態、ということに過ぎません。もちろん新鮮で美味
しい素材であればそのままでもじゅうぶん美味しく食べられますし、調理方法も幅広く選べます。つまり、自分という素材を中華、フレンチ、和食など、どんな料理に仕上げることも自由なのです。様々な趣の人生を送る可能に満ちているということです。

その一方で”運の悪い人=調理法が非常に限られてしまう人”、がいることも事実です。ただ、それを嘆く必要はありません。限られた調理法しか選べないとはいえ、それが非常に珍重され、高く評価されることもあり得るのです。独特の食材(個性)を扱うのは簡単ではありませんが、その持ち味が活きるような調理を施せば、他の料理に引けを取らないどころか、その希少性が絶賛され、熱烈な支持を得ることもあります。

“あなた=素材”の持ち味を引き出す(活かす)調理法(努力の方向性)は何なのか、もう一度よく見直してみると、より深く人生を味わえるのではないでしょうか。

【あなたは不運じゃない】

恋愛運がない、結婚運がない、仕事運がない等。誰もが経験するような苦労を「運が無い」という言葉で片付けていませんか?本当に運の悪い人もいらっしゃいますが、「○○運、悪くありませんよ」とお伝えしても「ウソでしょ!」と驚く人のなんて多いこと!

皆さんが苦労しているのは分かるのです。でも、世の中の多くの人も、努力と苦労を重ねていますよ、とこの場を借りてお伝えしたいです。

それでも「努力はしてます。不運じゃないなら一体どうすれば良いんですか…」と納得のいかない様子の方がいらっしゃいますが、では、どんな努力をしていますか?もし、なかなか結果が出ないのであれば、人のアドバイスには真摯に耳を傾け、努力の方向性を見直していく必要もあるかもしれません。

自分を高める勉強や考え方の工夫といった、試行錯誤は重ねていますか?How to本のレッスン、カリスマの教え、成功者の体験談など、全ては”ヒント”であって”答え”ではありません。変化をおこすきっかけは、人真似に求めても構わないと思うのです。ただ、その先に自分のテイストや特色を打ち出せるくらいに深く哲学して、自分だけの独特の戦略を確立することで、初めてあなたは自分の人生を活かしていると言えるのです。

【占い師任せは危険です】

占い師であろうとなかろうと、他人の人生の舵取りをするのは無理なことではない
でしょうか?たとえ最愛のパートナーであったとしても、多少の影響は与えられても、やはり人生はその人自身のもの。ですから、「自分の人生は自分で変える」という意思を持って相談してもらいたいのです。他力本願で充実した人生を送ったという話は聞いたことがありません。

“占い師に判断を委ねよう”と思ったら危険信号です。占いは依存するものではなく、ひとつのツールとして利用するべきものなのです。「意志あるところに道はある」という西洋の格言が言い得ているように、意思のない人の前に満足のいく人生につながる道は無いと、私は思います。

【占われる人へのメッセージ〜信じるだけでは救われない〜】

気象予報士の天気予測と同様、占い師の人生予測は人生が晴れ晴れとしている時期と、暗雲が立ち込める時期を教えているだけです。良い結果だけを信じて喜ぶのも、悪い結果を信じて未来を案じるばかりでも、どちらも占いを活用したことにはなりません。

予測を参考に”事前に何をしておくのか”があなたの将来を左右するのです。良い
時期が目前に迫っているのなら、そこで開花するように種を蒔いておきましょう。
悪い時期が来るとわかったなら、事前にトラブルの芽を摘んでおきましょう。つまり、情報は使いようなのです。盲目的に信じだり、振り回されたりすることなくクールに賢く利用することで、無事に嵐をやりすごすことができるのです。