プロ占い師、采慧(サキ)が答える人生問答(其の2)

<人生問答2>

Q31.パソコンやインターネットが普及したことにより、占星学が影響を受け、変わった点などありますか?

A31.沢山あると思います。1980年代にコンピューターが普及し始め、占星学の研究にも大きな影響を与えました。

過去の膨大な占い資料をコンピューターで解析することにより新たな研究成果か得られたり、占星学ソフトが開発されたことで誰でも簡単に天体位置が計算できるようになりました。大昔は、惑星の軌道計算ができる天文学者だけが占星術の使い手でした。なぜなら、占う為には相談者の生まれた日時の星の位置を正確に割り出す必要があるからです。その高い敷居が、20世紀に入りやっと取り除かれたのです。

また一般的なところでは、インターネットコンテンツで占いが人気を博しています。占星学は、天候や国の運勢を占うことから始まり、個人の悩み相談に利用され、新聞や雑誌の占い記事でブームになり、インターネットが普及したことで、さらにエンターテイメント性を増して楽しまれるようになりました。

Q32.姓名判断というのがありますが、占星学の観点でみると、どんな画数の名前がつけられるかさえもなんとなくわかる、ということですか?Q16にあった顔の雰囲気もなんとなくわかるというのと似た感じで、占えたりするのでしょうか?

A32.名前の画数については不思議なことに、多くの人がその人らしい名前を命名されています。「Astrology占名について」の文末でも触れていますが、”名は体を表す”という格言通り、占星学やその他の占いで占った運勢通りの名前が付けられていることは珍しくありません。これは姓名判断専門の占い師さんも良く口にしています。とは言え「何画の○○という名前が付けられる」という具体的なことは分かりませんが、その人の性質に合った名前が付けられるということだけは何となく分かります。
ちなみに改名について、一緒にお仕事をしていた姓名判断士の方は「生年月日が示す問題点をさらに助長するような名前なら、せめて名前だけでも良いものに変えることを提案している」と仰っていました。ただし改名すれば運が180度変わる訳ではなく「大難(大変難しいこと)を小難(少し難しいこと)に、小難(少し難しいこと)を無難(あまり難しくないこと)にと思って頂きたいと説明して下さいました。

Q33.「恥ずかしい悩み」にあった、相性が良い悪いというのは、欲望の強さ的なことでしょうか?浮気する可能性とか、持っている性癖までわかったりするのでしょうか?

A33.必ず判明するわけではありませんが、性欲の強弱や、性的嗜好の違い、浮気癖などが夫婦(または恋人同士)の生年月日に示されるケースもあります。しかしながら性の問題はとてもデリケートな問題で、ただ単に運勢の問題だけでなく、精神面の問題やその他の原因が複雑に絡んでいることも少なくありません。男女関係は本当に一筋縄ではいかないものだと思います。

Q34.どうしたら、自分に厳しくできますか?

A34.難しい質問ですね。私もストイックな人を尊敬しますが、目標に向けて脇目も振らずに頑張り続けられる人は少ないと思います。甘いかもしれませんが、誰もがそこまでできる訳ではないと思います。そんな筋金入りの根性がない私も、モチベーションは維持できません。飽きたら休むし、疲れたらサボります。一流の人達の厳格さに憧れることもありますが、他人と比較せず、マイペースを意識するように心がけています。
昔、教師をしていて感じたのは「自分のペースで」ということが、意外と難しいということです。何かに取り組む時、マイペースが良いと知りながらも「ちゃんと続けよう」「頑張ろう」と張り切る気持ちを抑えられない人が多いのです。自分のペースを把握することは、目標達成の一番のカギだと思います。ストイックであることより、ムリなく続けることの方が大切です。細く長くでも、途切れ途切れでも、片手間にでも、長く続けた人には敵いません。
質問に反していますが、私は人が変わるために、必ずしも厳しさが必要だとは思いません。自分を変えたい時は、自分に最適なペースで継続的に取り組むことが結果につながると思います。

Q35.相手を信頼できると感じるポイントは、どんなところにあると感じますか?

A35.難しいですね…。私は人を見定めるには未熟だと思いますから、残念ながら答えが思いつかないのですが、現時点の私の考えをお話しさせて頂きます。
私は人物を見る時、相手のみを見るのではなく、相手と自分の関係性を見ています。なぜなら、相手は私と一緒にいる時「私の前で見せるその人」であると思うのです。一緒にいる相手によって人は変わりますよね。ということは、信頼関係を築くことも、それが叶わないことも、全て私達(私と相手)が二人で創りだした結果なのです。人の間で起こる出来事は、関わっている皆に原因があるものだと思うのです。ですから私は”相手は信頼のおける人か?”ではなく”私達は信頼し合える関係を築いてこれたのか?”という視点で考えてきました。
人と良い関係を築くポイントはまだ模索中です。人間関係のカラクリは単純ではないことだけは理解できるのですが…。その機微を察するには、相手のことと自分のことを、ひたすら考え続けるしかないのかなと思います。

Q36.占星術の世界にも流行りってあるんでしょうか?

A36.記憶に新しいところでは、13星座占いが流行ったりしましたよね(占星学家の間では、関心を示す人は少なかったのですが…)。今では当たり前のようにテレビや雑誌で見かける占星術(星占い)も、1969年に初めて日本の雑誌で紹介されたことがきっかけでブームとなり、その後定着しました。
占星術ではありませんが、他にも占いブームと呼ばれる現象は多々ありました。姓名判断や風水が人気を博したり、動物占いのような伝統的な占いに一工夫したものが大衆に親しまれたり、占い師のキャラクターが注目され、毒舌系の占いやパフォーマンス色の強い占いがメディアに取り上げられたこともあります。

Q37.暴力や虐待といった現象が起きるのは、そのような運のもとに生まれたが故でしょうか?それとも、その人同士の相性が悪いせいでしょうか?

A37.暴力や虐待をする側にもされる側にも、様々な原因があることが考えられます。単に時期が悪く一時の災難である場合もあれば、相性の問題ということもあります。また、生まれつきケガや事故、ストレスなどと縁がある人は虐待を経験することもあります。これらは一例ですから、原因を一言で説明するのは難しいのですが、どのようなケースでも有効な解決策を見つけるには原因をしっかり解明することが大事ですね。

Q38.占いをする際、電話と対面とでは感触が違ったりするのでしょうか?どちらが占いやすいのでしょうか?

A38.電話と対面したのとでは、お客様の態度が違うことがあります。もちろん、対面で相談する場合と変わらない方のほうが多いのですが、電話鑑定は、相手が目の前にいないがためか、悪態をつく方がいます。おそらく、相手が目の前にいるのと電話越しであるのとでは、お客様の心境にも違いが出てきてしまうのでしょうね。時々そのような方と出会うと、ご相談者とアドバイザーの双方が、真摯でなければいけないのでは、とつくづく思います。
それでも、私は電話鑑定が好きです。占い易さについてですが、2つの鑑定の決定的な違いは鑑定時間の長短です。対面で直接お話ししたいとは思うのですが、鑑定時間が十分取れないことが玉に瑕。街占やイベント鑑定では、1人あたり10分ほどしか時間がありません。ご相談を伺うのは1〜2分、2〜3分で占って5分以内にアドバイスを終わらせるという、「弾丸トラベル」ならぬ「弾丸占い」なのです。一方、私個人で行っている電話鑑定の場合は完全予約制となっているため、1つのご相談に平均2時間ほどかけてじっくり占うことができます。さらに1日お一人の受付とさせていただいているので、丁寧に鑑定できますから、占う側としてはきちんと占えたという満足感がありますね。

Q39.無人島に何か一つだけ持っていけるとしたら、何でしょうか?

A39.船。サバイバルはできません(笑)。MONDOさんなら何を持っていきますか?

MONDO:メガネのスペアです!先日、壊れてしまい生活に大変困ってしまったので(笑)

Q40.震災後、采慧(サキ)さんの価値観に変化があった点はありますか?また、以前と違って意識するようになったことなどはありますか?

A40.特に大きな変化はありませんでしたが、改めて非常時の備えを見直しました。昔から災害対策には関心が高い方でしたし、実際過去に大きな地震を経験したこともあり、震災は特別な事ではないという意識に変わりはありません。
「備えあれば憂いなし」とは言いますが、震災が起こるたびに、自然の猛威は人智の及ぶところではないと思い知らされますね。とは言え、その恐ろしさについて学ぶことは大事だと思います。今回の震災で「災いは正しい知識を持って、正しく恐れなさい」と仰った方がいますが、本当にその通りだと思いました