- 占い師になるには資格が必要ですか?
- どれぐらい占えればプロになれますか?
- 占い師になるためには、どんな方法で勉強すれば良いですか?
- 一番当たる占術を習いたいのですが……
- 一種類の占いでは全ては占えませんか?
- 一番収入が得られる働き方は何ですか?
- 地方都市より東京で働いた方が良いですか?
- 悪い結果は、どのように伝えますか?
- プロになっても占うことは難しいですか?
- 今まで占えないぐらい掴み所のない人はいましたか?
- 占いには主にどんな職業の方が来られますか?
- 相談に乗って疲れる時はありますか?邪気をもらう事はありますか?
- 占い師になって良かったと思う事は何ですか?
- 占い師は一生できる職業だと思いますか?
- 霊感は必要ですか?
- (占い師募集で)業界未経験、霊感重視がネックと感じます。とにかく数多くあたってオーディションうけまくるしかないのでしょうか?
占い師になるには資格が必要ですか?
現在、占い師として働くために必要とされる資格・免許・免状等は無く、本人が「占い師です」と名乗るだけで開業できてしまいます。認定証などを発行している養成講座もありますが、開業に必須のものではありません。占い関連の証書は全て民間資格ですから、資格の有無は開業にも占い会社への登録の際も大きな影響はないと思います。
またプロとして働く際、認定証や○○協会会員などの肩書を持つ方が優位かという問題については、私は経歴や肩書にこだわる必要はないと思います。それらは関心を引くものではありますが、プロとして活動する上で将来を左右するものではありません。占いビジネスも一般的なサービス業と変わりはありません。お客様との信頼関係を築く努力、質の高いサービスを提供するための技術の向上、より良いサービスを試行錯誤することを怠らなければ、立派な肩書を持つ占い師さん達と肩を並べることができると思います。
どれぐらい占えればプロになれますか?
上記のように資格のない仕事ですから、このレベルに達すればプロというハッキリとした合格ラインがありません。そのためプロとして活動している占者の技術レベルもまちまちです。私の個人的な考えですが、占いの技術は一生掛かりで培っていくものだと思いますから、一通りの勉強を終え独立に最適な時期を自分で占えるレベルに達したら、開業の準備を進めて良い段階だと思います。実践を通して更なるスキルアップに励んで下さい。
どこまで勉強しても「プロとして通用するのか」という不安は拭えないものです。実際、占い師になってみなければ分からないこともありますから、完璧に準備することは不可能だと考えた方が良いでしょう。どんなに勉強した人でも、実践では必ず「力不足」という壁にぶつかります。難問にぶつかることは新人だけに限らず、ベテランになっても経験することですから、占い師になることが目的なのであれば開業にふさわしいタイミングを見計らってデビューし、実践で腕を磨くことを始めましょう。
開業にあたって一番大切なことは、タイミングを間違えないことです。ビジネスのスタートとして最適な時期(成功率が高い時期)に開業することが成功への第一歩です。
占い師になるためには、どんな方法で勉強すれば良いですか?
- 1.専門書を購入して独学
- 2.カルチャーセンターや占いスクール
- 3.動画配信サイトやスカイプなどの通信講座
- 4.ブログや占いサイト上の占星学講座
- 5.好きな先生のもとに弟子入り
数年前から趣味で占いを勉強をする人も増え、占いを学ぶ事はとても身近になっています。上記の勉強法を参考に、ご自分に合う学び方を探してみてはいかがでしょうか?ブルーミングでは、独学で勉強を始めたい方のために無料メール講座を提供しております。上記の5つの勉強法についても詳しく説明しておりますので、ぜひご活用下さい。
一番当たる占術を習いたいのですが……
どの占法も占者のレベルによって当たる占いにも当たらない占いにもなります。占いの的中率は占者の勉強量の問題で、占いの種類の問題ではありません。どの学問も奥が深いものですが占いも例外ではありませんから、それを極めた人の占い技術は、占法の種類を問わず本当に素晴らしいものだと感じます。当たる占いを求めるのであれば、習う占術は何であれ、腰を据えてしっかりと勉強に取り組むことが大事なことでしょう。
一種類の占いでは全てを占えませんか?
この質問に関しては占者それぞれに考え方があるようです。私が今までお会いしたプロの方々も、一種類で対応できると言う方と、数種類の占いを組み合わせなければ占えないという方とに分かれます。私は西洋占星術のみで相談を受けておりますが、今のところ不都合を感じた事はありません。ただしお客様の中には改名を希望されたり、吉方位を知りたいとのことで占法を指定される方もいらっしゃいますから、そのような場合は占星術で応じることはできません。この場合、改名の目的や方角を占う理由を伺い、占星術でも問題解決の提案ができることをお伝えしますが、お客様が望まない場合は姓名判断士や風水師にご相談することをお薦めしています。
1つの占法しか出来ないことを不安に思っているのでしたら、まずはその占法をある程度マスターしてから他の占法も勉強されてはいかがでしょうか?複数の占法を学ぶ際は、それぞれが中途半端な知識にならないように注意が必要ですが、ひとつひとつ丁寧に学べば、知識を広げることは双方の勉強を深める為にも役立つものだと思いますので是非チャレンジなさってみて下さい。
一番収入が得られる働き方は何ですか?
他の職業と同様、収入が得られる方法として決まったものはありません。同じサービスを提供しても盛況なこともあれば不振なこともあります。成功を保証するサービスはありませんから、高収入を望むなら、あらゆる企業努力が欠かせないと思います。また占い師であれば、ご自身の運の盛衰を活用することが良策ではないでしょうか。
ビジネススタイルについて言えば、占い師は鑑定業ひとつ取っても、商業施設やカフェなどでの対面鑑定、ご自宅などに伺う訪問鑑定、電話鑑定、メール鑑定、その他インターネットを利用した鑑定など様々な方法があります。個人のお悩み相談以外には、イベント出演、テレビ・ラジオ出演、本やコラムなどの執筆、占星術講師、占い関連商品の販売、他業界とコラボレーションすることも可能です。工夫次第で様々な働き方ができる仕事ですから、ご自分の適性を活かせる働き方を検討することをお薦めします。
以前このご質問と似ている相談を受けたことがあります。もし宜しければ、その時のエピソードもご覧下さい。
地方都市より東京で働いた方が良いですか?
占い師にとって東京が他の地方都市に比べてメリットがあるかと言えば、私は都内(原宿)でも地方でも仕事をした経験がありますが、両者に大きな違いは感じませんでした。どこで仕事をする場合も、その環境のメリット・デメリットを良く考えることが成果につながると感じました。デメリットしかないという環境はありませんから、発想を転換して利点を見つけてみて下さい。
東京(または首都圏)では占い関連の仕事を見つけやすい反面、占い師の増加に伴い競争は激化しています。地方では占い館などの働き口は少ないですが、小さな町では占いイベントや鑑定会を開催すると、町中の人が集まってくれることも少なくありません。どこで活動しても仕事を得るのは簡単ではありませんが、「仕事がなければ仕事を作る」という姿勢がある限り、日本中どこでも占いビジネスをすることは可能です。またインターネットを利用して仕事をすれば世界中の人達にサービスを提供できますから、開業場所による問題はありません。実際に私も、アメリカやヨーロッパにお住まいの日本人の方からお問い合わせを頂きます。
占星学的な観点からお話しすると、「ベストな仕事場」は生まれ持った運によって決まります。生まれ育った環境で働くことが有利な人、地元を離れることで結果が出やすくなる人、またはグローバルな活動に向いている人など、活躍できる場所は人それぞれです。ご自分の持って生まれた運を確認することも忘れないで下さいね。
悪い結果は、どのように伝えますか?
私は、どのような結果も正直に伝えます。悪い結果を伝えることを恐れる必要はありません。結果を偽ったり、当たり障りのない事だけを伝えるのでは占った意味がないですし、お客様に対して不誠実だと思います。占いはその結果以上に対処方が重要です。常に好調な人や困難のない人生など無いのですから、厳しい結果が出る事もあるでしょう。その時期をどう乗り越えるべきか的確にアドバイスができれば、相談者の不安を煽る心配もないと思います。
別サイトですが、占い師の様々な苦労について語ったものがございます。もし宜しければ、そちらに掲載の采慧(サキ)の体験談もご覧下さい。
プロになっても占うことは難しいですか?
経験を積むほど占うこと自体は難しくなくなりますが、それを伝える事に苦労することは少なくありません。困難な状況下におかれている人に、アドバイスをしたり希望を与えることは、本当に簡単ではないと常に感じます(この質問が一番多いことからも、誰もが悩むところなのでしょう)。
実際人生は山あり谷ありですから、良い結果ばかりが出るということはありません。その事実を上手く伝え、対処法を指南し、努力する気にさせる方法は占者それぞれです。占い師としての自分のスタイルを確立するには時間と経験を要しますが、迷い続ける過程をぜひ大切にして下さい。
今まで占えないぐらい掴み所のない人はいましたか?
「掴み所がない人」というのは、自分の理解できる範囲を超えている人の事だと思いますが、若い頃は多様な価値観や人生観に対応することが難しいと感じることもありました。今は、開業当時と比べれば個性的な考え方に対しても不可解に思うことは少なくなりました。これからも、誰とお話しても「掴み所のない人」と感じないように、視野を広げていきたいと思っています。
相談には主にどんな職業の方が来られますか?
これは占い師さんそれぞれに傾向があるようですが、私の場合、老若男女、様々な分野の方からご依頼があります。経営者や個人事業主の方、学生さんや求職活動中のフリーターさん、専業主婦、会社員、公務員、アーティスト、スポーツ選手、政治家、僧侶、闘病中の方、医師やカウンセラー、セラピスト、同業者の方など10代~70代まで様々な方がご相談に来られます。
相談に乗って疲れる時はありますか?邪気をもらう事はありますか?
霊感が強くないため邪気に悩まされることは殆どありませんが、他力本願な方とお話するのは骨が折れます。悩みの解決には本人の努力が必要ですが、楽に結果を出したいと考えている方にアドバイスをするのはとても労力が要ります。
占い師になって良かったと思う事は何ですか?
「出会えて良かった」と言って頂けることです。そしてもう一つは、様々な生き方を目の当たりにできることです。占い師でなければ、これほど沢山の悩みを見聞きすることはなかったと思います。人々が自分の人生に真剣に向き合う姿には、いつも感銘を受けます。そして困難と闘う人達のお話しから、私の方が勇気を頂いたり勉強させて頂くことが多く、仕事を通じて間接的に人生経験を積めることは素晴らしいことだと感じています。
こちらのサイトで、私が感動したエピソードを紹介しております。ぜひご覧下さい。
占い師は一生できる職業だと思いますか?
一生できる仕事だと思います。年齢制限がないだけでなく人生経験が豊富になるほど力量を上げることができますから、年を重ねることを楽しみながら長く続けられる仕事です。
霊感は必要ですか?
霊感が無くてもコツコツと努力を続けられる人であれば、誰でも占い師になることができます。私も霊感やインスピレーションは鋭くないため、書籍や講義などで占い技術を習得しました。
生まれつき強い霊感を持つプロの方も、その能力のみで仕事をしている方は少なく、霊感を活かすことと併せて様々な占術の勉強に励まれている方が多いです。占い師は、職人のように常に技術向上に努めることが求められる仕事ですから、霊感の有無に関わらず地道に勉強を続けられる人が適していると言えるでしょう。