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師匠との出会いを経て開業

こんにちは。
采慧(サキ)です。

先週お届けした
「占いとの出会い~独学まで」

を読み、「サキ先生にも
そんな時代があったなんて!」
という驚きの声や

「先生のチャレンジの仕方、
とても楽しみです。」

「自分のことを振り返る
良い機会になりました。」

「占いとの出会いの記事を、
ドキドキしながら拝見いたしました。
子供のころ出会った占いを、独学で
何年もかけて学ばれた忍耐力は
すごいと感心致しました。」

など沢山のお声を頂き
ありがとうございます。

私は、思い付きで行動して
無計画に勉強を始めたので

占星学で、ある程度
人を占えるレベルになるまで
かなり遠回りしてきました。

◇◇◇

さて、前回は
占いの道に入って10年で
独学を諦めたところまで
お話ししましたが

その後は

「質問できる先生」を
探すことに舵を切りました。

1998年の日本の
インターネット普及率は
13.4%でしたから

占いサイトは少なく
私もまだ、日常的に
ネットで検索する
習慣はなかったため

まず目を通したのは
雑誌に掲載されている
占い教室の広告でした。

90年代は
ノストラダムスの大予言や
霊能力者、超能力者などが
ちょっとした注目を浴びた時代で

こうしたオカルト関連の書籍や
数少ない占い情報誌の中に
広告が掲載されていました。

その影響か、広告には
学べる占術の紹介と併せて

ターバンやベールを被った
個性的な占い講師たちが
薄暗い個室で占いを教えている
写真が掲載されていたり

不気味な黒猫や魔女、
黒いドレスや民族衣装に
身を包んだ占い師が描かれている
講座案内も少なくありませんでした。

どれも、かなり
近寄りがたいムード満載で

正直、あまり習いに
行きたくないな……
と思っていたところ

ポップで明るい雰囲気の
占星学通信講座の案内を見つけ
一目で気に入ってしまい
即、申し込みました。

もちろん
お目当ての添削も
付いていました。

添削して下さるのは
G・ダビデ研究所で占星術など
様々な占いを研究している
ムッシュムラセ先生。

相変わらず
単純な私は

教材のサブタイトル
「あなたも自分で占える!」
というキャッチコピーを見て

プロに直接質問できるし
鑑定も添削してもらえるし

これで一気に
伸び悩みが解消できる!と
嬉々として受講しました。

ところが

待ちに待った添削用紙に
書かれていたのは……

質問への回答でも
鑑定の添削でもなく

「あなたは通信講座でなく
直接、先生に習った方が良い」
というアドバイスでした。

更に具体的に
石川源晃先生に習うと良い
とも書かれていました。

現在の私の師匠です。

送った質問内容を見て
石川源晃先生の著書で
勉強していることを察し

直接本人から学ぶことを
勧めて下さったのです。

予想外の回答でしたが
最高のアドバイスでした。

「確かにその通り」
と思った私は

通信講座を終えて直ぐ
勧められた教室に
通い始めました。

湘南の外れから都内まで
月2回、片道2時間かけて通い

「今度こそ!」
という意気込みで

質問を山ほど持参し
講義の後、毎回1時間以上
先生に質問して帰ることを
1年間続けました。

するとある日、唐突に

「あなたは占い師になるの?」
と聞かれ、私は即答で
「お婆ちゃんになったら」
と答えました。

それに対して先生は

「今が開業に良い時期なのは
自分で占って分かりますよね?
それを逃すんですか?」
とおっしゃるのです。

その頃の私は
仕事をしていましたから
占い師になることなど
考えてもいませんでした。

そうお伝えすると

「週に1回とか、知り合いに
頼まれた時だけ有料鑑定を
すれば良いじゃないですか。

占星学を勉強しているのに
このタイミングを逃すなんて
勿体ないじゃないですか。」

と言われ、再び
「確かにその通り」
と思った私は

まずは、運を使うために
開業することにしました。

実力面では
かなりの不安がありましたが

背中を押して頂いたお陰で
曲がりなりにも占い師として
一歩踏み出すこととなりました。

次回は、開業直後の
新人時代のお話しです。

どうぞお楽しみに。

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