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月星座の新解釈について

こんにちは。
采慧(サキ)です。

今日は、アンケートへの
コメント紹介をお休みして

先日お届けした
「12星座の真の意味」
へのご感想とご質問を
ご紹介したいと思います。

時々頂くご質問なのですが
皆さんは聞いたことが
ありますか?

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いつもメルマガを楽しく
読ませていただいています。
ありがとうございます。

12星座の意味、確かに、
太陽星座がピンとこないとか
ありますよね。

私は水瓶座ですが、あまり
「あってる!」とは、思いません。

月星座の欠損説も
聞いたことがありますが、
月星座らしいことが欠損していて、
そうあろうと努めることが
本人を苦しめるということらしいです。

采慧さんは、
月欠損説をどう考えられますか?
(原文ママ)

——————————–

いつもメッセージを下さり
ありがとうございます。

paoさんも
太陽星座(サイン)の意味に
疑問をお持ちだったのですね。

実はこれは、当然と言えば
当然のことかと思います。

占星学を学んでいれば
いずれ分かると思いますが――

よくある「○○座生まれの運勢」
というのは、運勢全体の約30%
しか示していません。

本格的な占星学では
太陽に加えて、月や惑星など
太陽系の複数の天体を見て占う
ということはご存じかと思いますが

その中で、太陽が示す運勢の割合が
全体の約30%ということで
太陽星座(サイン)のみで占っても
少しは当たるかもしれない……
という「エンタメ占い」なのです。

細かい説明は割愛しますが
占星学家から見れば
12星座占いはほぼ当たらない
という印象です。

さて、前置きはここまでにして
ご質問頂いた「月の欠損」ですが

まず大前提として

私は、月の欠損について
この理論を提唱されている
マドモアゼル愛先生の講義を
直接受けたことはないので

愛先生のブログや動画サイトを
拝見した感想を書かせて頂きます。

2018年末、愛先生は
オフィシャルブログに
「昨今は結構な月ブームですが、
この数か月、私は現在の一般的な
月解釈と異なる立場で語ってきました。」
と書かれていますので

公表されて5年目ということで
私は、この理論は
まだ検証中・議論中の理論
と捉えています。

私の亡き師匠が
1980年に新理論「分割調波」を
米国占星学者連盟の機関紙で
発表された際には

その理論に対する反論や質問が
各地から寄せられたそうです。

その全ての意見に対して
書面で丁寧に解説したり
公開討論の場で主張するなど
数年間に渡って議論や説明を続け

最終的に、発表した論文が
米国占星学者連盟に正式に認められた
という経緯があります。

このように、占星学研究者は
新たな理論が認められるまでに
様々な意見、反論、疑問に対応して
その理論を占星学史に残すという
プロセスを経ていますから

月の欠損についても
今後の展開を見て行く
必要がある段階ではないか
というのが私見です。

愛先生ご自身も
どちらかの動画で

まだこの意見を述べているのは
ご自分一人だけなので
これからも発信し続けたいと
仰っておられました。

新しい理論に興味をお持ちの方も
多いようで、月の欠損に関する
ご質問を度々頂くのですが

疑問や関心をお持ちの方は
愛先生に直接ご質問されることを
おすすめ致します。

原論文を読んだり
提唱者ご本人に直接尋ねることが
最も正確な情報を得る方法かと思いますし

実際に研究者とお話しすると
勉強になることも多いと思いますので
ぜひトライしてみて下さいね。

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