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本を読む力、ありますか?

こんにちは。
采慧(サキ)です。

今日は、先週のスキルアップ情報
「独学でのレベル上げ」
へのご感想を紹介いたします。

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<ご感想>

今日のメルマガも
うなづきながら読みました。

本当に占星学を理解するというのは
今世だけでは到底終わる訳がないと
思っています。

私もちょうど今まで習った講座の
基礎の基礎編マスター1から
学びなおしていました。

どんなに基礎でも、
新たな学びは毎回出てきます。

だから占星学は楽しいのかも~
何世紀にもわたる学問が
廃れないのも納得です。
(原文ママ)

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sakuraさん
コメント頂きありがとうございます。
基礎=占星学の根幹ですから
何回復習しても発見がありますよね。

「今世だけでは到底終わる訳がない」
と感じたsakuraさんの気持ちは
私も復習のたびに感じています。

昔、ある占星術学習者さんが
プロの占い師や研究者に向けて

「何度も復習するなんて
覚えられないの?バカなの?」
とブログに書かれていましたが

もちろん
そんなはずはなく

何度も復習を繰り返すほど
占星学の基礎・基本の
底なしの深さにハマることが
本当の占星学学習の
始まりなんですよね。

占いは奥が深い
占星学は奥が深い

というフレーズは
どこにでも書かれていていますが

何がどう深いのかを
具体的に説明しているものは
殆ど見たことがありません。

恐らくそれは
1冊の本にまとめることも
1つの講座で語ることも
簡単ではないからだと思います。

それなら、何冊でも書いて
何時間でも講義すれば良いのでは?
と思うかもしれませんが

そう簡単ではないことが
今の私には想像できます。

私自身、先生の下で占星学を学び
今年で25年になりますが

これまで教わった全てのことと
20年以上の鑑定経験で学んだこと
独自に勉強した占星学の周辺知識など
全てを伝えようと思うと……
やはり簡単ではないのです。

占星学研究に半生を費やした
私の師匠も、たくさんの占星学書と
占星学サイト、占星学講義録などを
遺して下さいましたが

占星学の底なしの深さを
語り尽くすことができない
というメッセージが、随所で
語られているように思います。

そして、占星学の深さを
伝えきれない理由は
もう一つあります。

もし仮に、占星学者が
その知識を完全に書き残したり
全てを口頭で伝えられたとしても

内容が深い本や講義は
読み手や聞き手に【本を読む力】
がなければ伝わらないからです。

昔、中学校の授業で
国語の先生が、読書について
こんな説明をしていました。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

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読書とは、物書きのプロが書いた
「一流の文章を鑑賞する」
ことなのだから

その道の一流の人達が
作品に込めた想いや真意を
理解し味わうことなんて
簡単にできる訳がないんです。

今のあなた達には、まだ
【本を読む力】はありません。

読解力テストで
良い点数を取っても
読解力があるなんて
勘違いしないで下さい。

本を読むことを
舐めないで下さい。

本を読むということは
作者の心理の根本に
近付いていく作業であり

作品を創る困難と同じ
精神的な努力をすることです。

本を読める大人になるように
一流の文章をたくさん読んで
読解力を身に着けて下さい。

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この授業に衝撃を受けたことを
今でも鮮明に覚えています。

多くの占星学者が
何度も復習しているのは

一流の人が書いた占星学書を
本当に理解するための下地作り
でもあるのだと思います。

占星学を少し知っている
ぐらいの知識量では
一流の文章を理解できる
読解力があるとは言えません。

私も、知識を増やし
占星学書を深く深く理解する
読解力を養うことも目指して
復習を続けています。

sakuraさんのご感想を読み
思ったことを、つらつらと
書かせて頂きました。

【本を読む力】を上げる復習
大事ですよね。

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