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占星学書を読み比べて思うこと

こんにちは。
采慧(サキ)です。

今日は、前回の週刊ボイドタイム(どの時代の本で勉強しましたか?)
へのコメントをご紹介します。

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<コメント>

占星学に興味を持って
ちゃんと買った本は90年代のものでした。

2000年前半くらいに
某有名な方のホロスコープ作成CD付属の
本を買ってましたが結構大衆向けのもので
90年代の本の方が中味はしっかりしています。

地元の書店の占いコーナーの殆どが
大衆向けの本で構成されていて
コーナー自体が小さく
どうしても売れ筋は専門書籍ではなかった
ということなのでしょうね。

一口に占星学といっても
時代によって変化していくんですね。

観測技術の発達や研究の成果で
情報が増えるだけじゃなくて
時代によっての流行廃りが
占星学にもあるんですね。

今では近くにあった書店も潰れてしまい
専らネット通販の利用ですが
専門書も豊富に取りそろえられている
大きな書店で占星学書を眺めるのは
楽しそうです!
(原文ママ一部抜粋)

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toriさん、コメント頂き
ありがとうございます。

おっしゃる通り
90年代の占星学書は今より教科書っぽく
まだカジュアルな読み物ではないですよね。

2000年代に入って
12星座占い(太陽占星学)以外にも
占星学風の読み物が増えてからは
学問的な占星学書は急速に減り

ここ10年ほどで
本屋さんに並ぶ占い本は
ライトな本が主流になりましたね。

過去を振り返ると、1970年にも
大きな変化があったようです。

1970年代は、古くから伝わってきた
占星学の法則を再検証する動きがあり
その結果、占星学書の内容が改善され
新たな時代に入ったそうです。

その前の時代
1900年代前半~半ばまでの本は
どんな感じだったかというと

まだ一般向けの本は殆どなく
占いというより、天文や数学の
専門書のようような内容ですから

その時代の占星学者から見れば
1900年代後半の占星学の本は
本当に読みやすくなったという
印象かもしれしれません。

1900年代半ば頃から
簡易な星占いが、本来の占星学と
混同されることを真剣に危惧する
人たちも増えてきました。

私の師匠は
「占星学は天文学に近いと思っている人も
多いようですが、勉強すればするほど
むしろ物理学にとても良く似ている」
と説明されていました。

本来は、それほど専門的な
知識を必要とするものですから

私がもし、100年前に
占星学と出合っていたら
最初の1冊を読み切れたか……
ちょっと自信がありません。

研究書レベルの本しかない時代は
占星学の世界の入口はとても狭く
難関だったことを想像すると

1900年代半ばに
世界的に12星座占いが広がり
占星学の知名度が飛躍的に上がり
裾野が広がり、一般向けの本が出回り
ライトに楽しむ人、勉強する人が増えた
ことの恩恵を受けていることを感じます。

そして同時に
今も占星学は、加速度的に際限なく
ライトに変わり続けていることには
危機感も感じています。

できれば100年後には
占星学を、色々なレベルで
楽しむ人が増えて欲しいと思います。

皆さんは、色々な占星学本を
読み比べることがありますか?

色々な時代の本、色々な作者の本、
色々なレベルの本など読んでみて
どんな感想をお持ちですか?
良かったら教えて下さいね。

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