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スキルアップ:やりたい事とビジネスのバランス

こんにちは。
采慧(サキ)です。

今日は、過去のスキルアップ情報
「何のために学ぶか?」への
ご感想にお返事させて頂きます。

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<ご感想>

「采慧先生の占星学に対する熱意に触れて
自分も占星学を広めるお手伝いをしたい」
といったことなどが頭に浮かびました。

占星学を学ぶ事で、
占いに留まらず色んな知識に触れる
きっかけを得ることも出来
新しい知識に触れるたび
新鮮な気持ちになれます。

ただ、占い師としてお仕事をはじめてみると
ビジネス的なことを考えさせられるように
なりました。

周囲の占い師さんは
スピリチュアル的なものや
アゲ鑑定を売りにする方が多いです。

実際そういった占いの方が
ウケがよいように感じます。

1つの占術を
職人の様に磨く占い師はなかなかおらず
孤独感を感じる事も多いです。

自分のやりたい事とビジネスの間で
迷う事もありますが采慧先生のメルマガに
いつも元気を頂いています。
(原文ママ一部抜粋)

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Yさん、大変遅くなりましたが
いつもご感想を頂きありがとうございます。
そして、一人起業で孤独を感じる辛さも
とっても良く解かります。

占星学を好きになって
知れば知るほど感動が増して
純粋に占星学を追求したい
その魅力を広めたい

そんな気持ちが溢れてくる経験は
多くのプロの皆さんにも
あったのではないでしょうか?

その純真な気持ちのままで
勉強に邁進して、腕を磨いて
占い続けられたら……と
思う人も多いと思いますが

仕事にすれば状況は変わり
考え方も行動も変わってゆくのは
ある意味自然なこととも思います。

「生きることは変わり続けること」
と誰かが言っていたように

占いが生活の糧としての活動になり
今まで接点がなかった占い師さんや
様々なお客様との出会いが増えれば
変わらない方が難しいかもしれません。

「初心忘れるべからず」と言った
能役者の世阿弥(ぜあみ)が言う通り

技術を磨き一芸に秀でるためにも
生涯初心を忘れてはならないことは
言うまでもありませんが

世阿弥は同時に

・ぜひ初心忘れるべからず
・時々の初心忘れるべからず
・老後の初心忘れるべからず

と言っています。
注目すべきは後半の2つです。

歳とともに、その時々の初心があり
老後に至っても老後の初心があり

最後の最後まで
初めての経験をするたびに
それに対応する中で初心を味わい

それが延々と続き、積み重なり、
全てが味わいになるという考え方が
とても素敵だなと思います。

そう考えると――

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占い師になった後の苦しみは
新たなステージに入り
自分の在り方を再考し
自分の好きな自分像を再創生する
産みの苦しみなのかもしれません。
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占いを仕事にすれば

儲けを考えなければならないのか?
客ウケを意識しないとムリなのか?
損得勘定を持たなければダメなのか?
戦略がなければ仕事にならないのか?

など、できれば考えたくない課題に
一度は向き合わなければならず
正直、楽しくないと思いますが

「時々の初心忘れるべからず」の精神で
自身の再創生に全力を注いで
生まれ変わって成長する!という
気持ちで、ぜひ乗り越えて下さいね。

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