こんにちは。
采慧(サキ)です。
今日は、先週の記事
「占い師は占いが当たらないことを知っている!?」
の続きです。
これから占星学を学びたいと思っていた相談者さんは
ご家族から以下のようなことを言われ
困ってしまったとのことですが……
今日は、2つ目の内容について
私の考えを書かせて頂きます。
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1.占い師は、占いが当たらないことを
知っていると思う
2.占い師は、なぜそれが当たるのか
論理的に説明できないといけないと思う
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まず、本題に入る前に
「論理的な説明」とはどんな説明か?
明確にしておきましょう。
「論理的な説明」とは
物事を筋道立てて整理し、
矛盾なく一貫している説明。
論理的=一定の原則や法則に
照らして理にかなっているさま。
という説明もありました。
英語で「ロジカルな説明」
と言った方が、分かり易い方も
いらっしゃるでしょうか。
つまり、相談者さんは
「占い師は、なぜ占いが当たるのか
一定の法則に照らして、筋道を立てて
矛盾なく説明できなければいけない」
と言われたわけですが――
これは正に
占星学研究者の姿勢そのもので
「ごもっとも」と頷いてしまいました。
私個人的には、研究者だけでなく
占星学を学ぶ人・教える人、
占星学で人生相談を行う人などが
こうした意識を持って精進することは
理想的なことだと思います。
なぜなら、占星学は
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天体の運行と地上で起こる出来事の間に
一定の法則を見出し、その法則に照らして
筋道を立てて説明できることが
その魅力のひとつだと思うからです。
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占星学は
どの時代の価値観にも適応できる
普遍的な哲学が盛り込まれていて
「天体が地上に影響を与える」
という仮説を、科学的に実験でき
その確からしさを、いつの時代にも
再検証できるという特徴を持つため
今も、その学問的な価値を認める人が
一定数いるのかもしれません。
もしそうであれば
「占い師は、なぜそれが当たるのか
論理的に説明できないといけないと思う」
については、占星学に限っては大賛成です。
◇◇◇
普遍的な哲学?科学的な実験??
占いが論理的に説明できる???と
胡散臭く思われたかもしれませんが
もちろん、占星学が当たる理由を
科学で完全に証明できますか?
と言われたら……
現時点では、宇宙は謎だらけで
完全な証明には、今後の科学の進歩を
待たなければならないと思います。
天の川銀河(銀河系)が
渦巻き状の形をしていることも
地球が太陽の周りを回っていることも
直接は確かめられないけれど、観測により
そうだろうと予測しているのと同じように
天体と地上の出来事の関連は
直接は確かめられていない予測も
既に確かめられている現象もある
というのが現状です。
占星学は発展途上の学問ですが
裏を返せば、まだまだ学問として
より高度に、より科学的に発展する
可能性を秘めているとも言えます。
だからこそ
科学的根拠を追求する現代にも
占星学を再検証する価値があると
感じる人がいるのかもしれません。
もしそうなら、占星学が淘汰されず
長くその価値を認められるためにも
論理的に説明できる学問であることを
意識して学ぶことは、とても大切な
ことではないでしょうか。
あなたはどう思いますか?